2 倍の速度
- 2M PHY
- 最大 1400 kbps のスループット
- 15 〜 50% まで低減された消費電力
4 倍の範囲
- 125 kbps PHY で 2 倍の範囲
- +20 dBm TX で 2 倍の範囲
8 倍の広告容量
- パケットごとに最高 255 B のデータ
- 複数の広告パケットのチェイン機能
- 広告パケットをデータ・チャンネルにオフロード
Bluetooth 5:2M PHY でスループット向上
Bluetooth 5 は第 2 PHY を追加します。この 2M PHY は、Bluetooth 4 の 1M PHY の 2 倍の速度を発揮します。2M PHY のサポートはオプションとして利用でき、この機能を採用するデバイスは 1M PHY にフォールバックすることにより、デバイスとの下位互換性が可能になります。
PHY | シンボル・レート | パケット時間 | 最大スループット |
---|---|---|---|
1M | 1M シンボル / 秒 | 0.08 〜 2.12 ミリ秒 | 800 kbps |
2M | 2M シンボル / 秒 | 0.04 〜 1.06 ミリ秒 | 1438 kbps |
同様のデータ量に対する伝送時間を短縮することにより、IoT デバイスは長時間にわたり低消費電力スリープ・モードを保つことができます。これにより平均 15%〜 50% までの電流節約が可能になります。
EFR32 Blue Gecko SoC 上での電力消費量測定サンプル
1M PHY
80 us パケットで 357 uA の平均電力消費量
2M PHY
44 us パケットで 304 uA の平均電力消費量
Bluetooth 5:最大 4 倍の範囲拡張
Bluetooth 5 は、1M シンボル / 秒のシンボル・レートで 2 つの新しいロング・レンジ PHY のオプションを提供します。より低いデータ・スループットにより、アプリケーションはこの機能を活用して範囲を大きく拡大することができます。
コード化された PHY | レンジ・マルチプライヤ | シンボル・レート | パケット時間 | 最大スループット |
---|---|---|---|---|
125 kbps | 2x | 1M シンボル / 秒 | 0.72 〜 17.04 ミリ秒 | 112 kbps |
500 kbps | 1.5x | 1M シンボル / 秒 | 0.46 〜 4.52 ミリ秒 | 382 kbps |
Bluetooth 5:広告容量を 8 倍拡大
下位互換性を維持しつつ、Bluetooth 5.0 は Advertisement セットの容量を大きく改善します。前バージョンの 8 倍の容量を持つ Bluetooth 5 は、第 2 の Advertisement セットの目的として任意の Bluetooth 5 データ・チャンネルを活用することができます。第 2 の Advertisement チャンネルは、パケット当たり最大 255 バイトのデータを伝送できるほか、連鎖させることもできます。主要 Advertisement チャンネルは、Bluetooth 4 対応 1M PHY を使用し続けます。
Bluetooth 5 はまた Advertisement セットと呼ばれる機能を提供します。これらは単一の Bluetooth 無線から複数の個々の Advertisement を送信することを可能にします。これにより、Apple® iBeacon™ と Google® EddyStone™ ビーコンの両方として動作できる単一のデバイスの開発が可能になります。
IoT ヒーローの Play Impossible がプレイタイムに新たなスピンを据える
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ボールを完全に違うものに。