Z-Wave の厳格な基準を満たすスマートホーム・アラーム
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Z-Wave 700 シリーズ・モジュール
現在、そして未来に渡りスマートホームの要求を満たすように特別に設計
- 長距離、低消費電力のアプリケーションに最適
- すべての Z-Wave サブ GHz 周波数帯域をサポート
- コイン型電池 1 個で 10 年稼動
Robin Knox がハネムーンを楽しんでいる間、彼は自宅のことが気がかりでした。特に、海外旅行中誰かが自宅に侵入するようなことがあれば、彼の自宅の警備システムは全く役に立たないということを考えていました。そのような事態になれば、彼が唯一できることと言えば、意味を成す行動をとる代わりに、スマートフォンの画面上でその展開を眺めることだけです。Robin は帰宅するとすぐに、ホームセキュリティシステムを買いに出かけました。残念なことに、自分で構築できる DIY オプションは少ししかありませんでした。Robin と友人の Paul Walton は、この市場ニーズを満たすべく、物事を自分たちで手掛けることができるように、Boundary を設立することを決定しました。
課題
専門家によるインストールが必要ない、堅牢なセキュリティ機能を提供する、ユーザーフレンドリーなスマートホーム・アラームシステムを開発できます。
ソリューション
Silicon Lab のスマートホーム・ソリューションと Z-Wave 700 シリーズを使用すれば、消費者が自分でインストールし、モバイル・アプリから監視をおこなえる最先端のアラーム・システムを設計できます。
その結果
Boundary は、ユーザーフレンドリーな体験を提供する警報システムを構築し、同時に侵入者警報システムに関する欧州規格の厳しい要件にも準拠
Robin と Paul は、非常に具体的な目標を念頭に置いていました。まずは、見かけが優れているものが欲しいと思いました。人々が自分たちの家に迎え入れるデバイスと来れば、見かけの美しさも必要であることを知っていたからです。次に、使い方が簡単でなければなりません。英国でのホームセキュリティ市場に関する興味深い点として、デバイスメーカーは、英国と欧州の複雑な規格を遵守する必要があるということがあります。住宅を所有する方々に対しては、アラームシステムはプロがインストールする必要がある、とされていました。最後にふたりが求めたのは、DIY の消費者にとってコスト効果の高いソリューションであると同時に、優れた機能性を提供するデバイスであるということです。
魅力的なユーザ体験の創出に焦点を当て生まれた Boundary は、最初の製品である IoT アラームシステムを 2020 年後半に発売する予定です。Boundary と競合他社とを差別化する主な特徴のひとつに、EN50131 侵入者警報システムに関する欧州規格 の適合認定があります。この規格は、品質、性能、コンポーネント設計を検証する厳格な一連の要件です。この認定は現在進行中で、2021 年第 1 四半期に完了する予定です。
Robin と Paul は、厳格な規制基準への遵守だけでなく、顧客が簡単にセットアップでき、中型から大型の住宅に必要な範囲をカバーし、ネットワーク上のすべてのデバイスと接続できる製品を開発したいと考えました。Boundary は、室内に誰もいない時にスマート照明を消灯したり、室温を管理するなどのホーム・オートメーションのルーチンに使用できる常時オンの検出機能を備えたモーションセンサーを搭載しています。ドア/窓センサを装着すれば、不正侵入があった場合、直ちにアラームが起動します。また、ユーザーは、いつでもアプリから窓やドアの状態を確認することもできます。
Z-Wave は、これらの課題に対応できる無線規格として登場しました。そして Z-Wave 700 シリーズのモジュールは、この設計の基礎となりました。このモジュールは、長距離と低消費電力を必要とする電池駆動式デバイスやセンサのニーズが増大しつつある、未来のスマートホームの需要に対処するように設計されています。Boundary の IoT アラーム・システムは、ユーザーフレンドリーな設計で、顧客がデバイスのペアリングに必要なことは QR コードをスキャンするだけです。このように、使いやすく、信頼でき、それに最高基準をも超えるアラームが誕生しました。
