IoT Hero 境界線が DIY ホームオーナーにシンプルでユーザフレンドリーなホームセキュリティを提供
英国のホームセキュリティ・デバイスメーカーは、製品が市場に出る前に、英国や欧州の複雑な一連の規格に従う必要があります。通常、この規格は専門家によるインストールが必要になります。この比較的高い進入障壁の結果として、利用可能なアラームソリューションのほとんどがプロフェッショナルグレードであり、これらの規制により、他のスマートホーム支援から隔離する必要があります。スコットランドに拠点を置くBoundaryは、消費者が自分で設置し、スマートフォンで監視できる最先端の警報システムで、このギャップを埋めようと取り組んでいます。私たちは最近、Boundary の共同創設者である Paul Walton に詳細を聞きました。
Boundary について教えてください。
Boundary は、2018 年、Kickstarter キャンペーンが成功した後に設立され、Z-Wave 技術に基づく英国市場向けのスマート侵入者警報システムをつくっています。当社の共同創業者である、Robin Knox は、ハネムーン中に既存の警報システムの限界に気が付き、このアイデアを思いつきました。つまり、もし彼の家に誰かが侵入しても、CCTV カメラで起こっている事象を実際に見ること以外には何もすることができないのです。彼は帰国後すぐに、手頃な価格のセルフインストール型セキュリティ・システムを探すことにしましたが、うまくいきませんでした。DIY ホーム・セキュリティ市場でのこのギャップが、見た目が良く、ユーザフレンドリーで、手頃な価格でより優れた機能を提供するものを構築するきっかけとなりました。
社内では、より直感的で楽しいユーザ体験を提供する、優れたモバイルアプリを開発することが当社の目標でした。ユーザが経験していくこととハードウェア設計に重点を置くことで、当社は今月、最初の製品となるスマート IoT アラーム・システムを発売する予定です。このシステムは 4 つのコンポーネント、中央ハブ（Z-Wave ゲートウェイ）、モーション・センサー、接点センサー、外部サイレンから構成されており、これらすべてが中央ハブの勧告に接続してます。
Boundary が競合他社と違う点の一つは、侵入警報システムに関する欧州規格準拠EN50131認証を持っていることです。このレベルの認証を達成するには、例えば、ハブを 2 メートルから落下させてもまだ稼働していることを確認するなど、かなり厳しい検証が必要です。厳密な設計のディテールにより、当社は現在、この認証を受けた初となる Z-Wave 700デバイスメーカーとなりました。これは来年の第 1 四半期に完了する予定です。
製品に Silicon Labs Z-Wave ソリューションが選ばれた理由
選択基準ということに関しては、当社では多くの要件を満たす必要がありました。規格によって推進されるものもあれば、単にチームが達成したい目標データ伝送率の問題に過ぎないこともあります。複雑なセットアップを必要とせず、中・大規模の住宅をカバーするために必要な範囲を提供する製品を開発することも重要でした。ネットワーク上のすべてのデバイスへの接続を維持するのと同様に重要です。Z-Wave は、これらの課題に対応できる規格として浮上してきました。セットアップは非常に簡単で、顧客は QR コードをスキャンするだけでデバイスをペアリングできます。
その結果、使い勝手がよく、最高水準の規制を上回るアラームが実現しました。当社の製品は、室内に誰もいない時にスマート照明を消灯したり、室温を管理するなどのホーム・オートメーションのルーチンに使用できる常時オンの検出機能を備えたモーション・センサーを搭載しています。ドア/窓センサを装着すれば、不正侵入があった場合、直ちにアラームが起動します。また、ユーザーは、いつでもアプリから窓やドアの状態を確認することもできます。
展望、スマートホーム・セキュリティ市場はどこに向かっていると思いますか？
私たちは、今後 5 年以内に、ホームセキュリティ市場が先を見越したセキュリティへと少し変化していくと考えています。Boundary では、マシンビジョンを活用した別の製品を市場に投入し、ヨーロッパへと拡大していくことに重点を置いています。
Boundaryが Silicon LabsのZ-Waveソリューションを利用して、プロフェッショナル・グレードのセキュリティをスマートホームに提供した事例については、当社のケーススタディご覧いただき、スマートホーム製品の提供についてご確認ください。 もしあなたが、スマートホーム・アプリケーションに Z-Waveテクノロジーの利点を活用しているのであれば、ぜひご意見をお聞かせください。
