Me, too 運動が、IoT Hero Enseo を前進させ、IoT 従業員安全製品を開発

2019 年 9 月 30 日 | Silicon Labs | この記事は 3 分で読めます

先月、Enseo の最高製品責任者の David Simpson と、IoT 製品マネージャーの Logan Stover と話をする機会がありました。もしあなたがホテルの部屋に宿泊して、テレビでオンデマンドの映画やストリーミング・サービスを見たことがあれば、テキサスを拠点とするこの会社のテクノロジーを利用したことがあるでしょう。

Enseo は、プラットフォームを通じて年間 8,400 万人以上の人々にリーチしています。数年前、同社はホスピタリティ製品を安全性にまで拡大し、Silicon Labs のワイヤレス技術を使用して IoT を使った従業員安全デバイスを開発しました。この新製品は、ハウスキーピング・スタッフの暴行事件の発生を防ぐために雇用主が講じるべき措置として、ホスピタリティ業界全体で議論することに貢献しました。

システム導入から 4 年たった現在では、MadeSafe® 製品は、マリオットを含む多くの大手ホテルブランドの多くのハウスキーピング従業員が使用しています。David と Logan は、同社と安全製品がどのように誕生したかについて詳しく説明します。

Enseo について少し教えていただけますか?

現在、当社は、客室内エンターテイメント、高速インターネット、IoT エネルギー管理と客室コントロール、MadeSafe 従業員安全システムなど、4 つのコア製品が 1 つのプラットフォームにまとめられた製品を販売しています。このプラットフォームの需要は急速に拡大し、教育、病院、政府など、他の隣接市場にも進出してきています。Enseo は、約 20 年前にケーブルテレビ用のテレビチャンネル・スクロール・ガイドを初めて作成してスタートしました。その後すぐに、Enseo はホスピタリティ市場にも参入しました。

MadeSafe はどのように登場しましたか?

MadeSafe がとても便利である理由の 1 つに、ホテルの従業員は何百室もの客室にサービスを提供する間、しばしば一人で仕事をしていることがあります。数年前、ニューヨークのハウスキーパーと国際的な著名な政治家が関与した性的暴行事件が大きく報道されました。この事件は、ホスピタリティ業界における性的暴行についてマスコミの注目を集めました。この事件の直後、数軒のニューヨークのホテルから従業員の安全製品の設計について問い合わせがありました。Enseo は、2015 年に J.W. マリオット・エセックス・ハウスに第1世代のMadeSafeを導入しました。

Center for American Progress によると、性的暴行の告発のうち、 女性が多いサービス業の労働者が多い業種での告発が全体の25 パーセントを占めています。

2017 年後半までに、#metoo 運動により、これらの問題が注目を集めました。ホテル経営者や都市当局は条例を作り始め、組合はこの問題をより高いレベルで注目させ、いくつかのコミュニティとAmerican Hotel and Lodging Association は安全に関する業界要件に積極的に取り組むよう促しました。現在、ほとんどのホテルでは、2020 年末までにこのテクノロジーの導入に取り組んでいます。ホスピタリティ業界は、これらの安全上の懸念に積極的に対処する上で他の業界をリードしています。

この製品はどのように機能するのですか?

各従業員は、車のキー・フォブに似た小型のワイヤレス・デバイスを装着しています。もし従業員が脅威を感じたら、ボタンを押すだけで、指定された安全担当者に位置情報信号が直ちに送信され、従業員が 3D プロパティマップ上のどこにいるかが正確に表示されます。従業員は、ボタンを押したときだけ追跡されます。これは、当社が製品に組み込まれた重要なプライバシー要素でした。

この製品の設計に Silicon Labs を使用した理由は何ですか?

Silicon Labs のマルチプロトコル機能と性能、そしてコストは、最新世代のMadeSafe 製品の設計を検討する上で、当社にとって重要な差別化要因でした。また、重要なことは、後世代の MadeSafe システムやその他の IoT の将来の製品のためにオプションをオープンにしておくための複数のプロトコル機能でした。Silicon Labs のマルチプロトコル Wireless Gecko プラットフォームは、Enseo の開発者にとって使いやすく、Zigbee と Bluetooth プロトコルの両方を製品に組み込むことを可能にしました。このプラットフォームの無線アップデートと Simplicity Studio 開発キットを有効にする機能は、設計プロセスの簡素化と高速化に役立ったため、開発チームにとっても重要でした。Silicon Labs のシステムをすでに熟知していた設計チームは、ソフトウェア・エコシステムのスケーラビリティと柔軟性についても気に入っていました。

今後 5~ 8 年で IoT はどこに向かっていると思いますか?

IoT セキュリティには、シリコン・プロバイダーとソフトウェア・プロバイダーの両方によるさらなる注意が必要です。特にハードウェアは、セキュリティにおいて重要な役割を担っていますが、これまでハードウェアには重要な役割はありませんでした。今後、この状況は変化していくでしょう。IoT の未来は、私たちが想像もつかないような膨大な数の新しいデバイスが市場に登場することになるでしょう。コスト面でのプレッシャーは今後も大きくなると思われますが、価格や開発コストの要求に応えるためには、柔軟で革新的なソフトウェアが必要となります。

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