ARM® Cortex®-M0+
ARM の最もエネルギー効率の高い Cortex-M クラス・プロセッサ
ARM Cortex-M0+ プロセッサは、高性能かつエネルギー効率の高い ARM プロセッサです。EFM32™ マイクロコントローラでは、非常に小さなシリコン面積および超低消費電力の設置面積を実現しています。EFM32 には Silicon Lab の実績ある低エネルギー周辺技術を備えているため、エンジニアはエネルギーに優しいアプリケーションを設計することが可能となります。EFM32 を使用すると、インテリジェンスをスマート・センサーおよび IoT アプリケーションに移行することができます。エナジー・ハーベスティング(環境発電)は効率的な Cortex-M0+ に最適な電源を供給します。
エネルギー効率の高い ARM プロセッサ
わずか2 段のコア・パイプラインの最適化されたアーキテクチャにより、Cortex-M0+ プロセッサはわずか 11.2 UW/MHz の消費電力で 2.42 CoreMark/MHz への性能向上を達成します。
Simplicity
Cortex-M0+ プロセッサでは Cortex-M0 プロセッサと同じ56の命令が保持されており、簡単かつ迅速な開発が可能となります。追随を許さないコード密度を提供する Thumb® 命令セットにより、32 ビットの計算性能をご利用いただけます。これらの機能が組み合わせられた Cortex-M0+ プロセッサは、多種多様なアプリケーションにおける8/16ビット・デバイスの自然かつ費用対効果の高い後継モデルで、機能豊富な Cortex-M3 および Cortex-M4 プロセッサとのツールとバイナリの下位互換性が保持されています。
接続性および汎用性
各アプリケーションはそれぞれに異なり、それぞれに特定ニーズがあります。Cortex-M3 と Cortex-M4 プロセッサとのメモリ保護ユニットや再配置可能なベクトル・テーブルの共有など、Cortex-M0+ プロセッサは広範にわたるオプションを提供しています。
仕様
- 高性能 32 ビット CPU
- 2.42 CoreMark/MHz – 0.93 DMIPS/MHz
- 低遅延の 2 段パイプライン
- 集積 WFI および WFE スリープ状態およびスリープ信号のサポート
- オプションのマイクロ・トレース・バッファ
速度 (MHz) | フラッシュ(kB) | RAM(kB) | USB | LCD | UART | USART | I2C | I2S | パッケージ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Tiny Gecko S1
EFM32 Tiny Gecko 32 ビット・S1 マイクロコントローラ
|
48 | 64、 128 | 32 | 1 | 4 | 2 | 4 | QFN32、 QFN64、 QFN80、 QFP48、 QFP64、 QFP80 | ||
Zero Gecko
EFM32 Zero Gecko 32 ビット・マイクロコントローラ
|
24 | 4、 8、 16、 32 | 2、 4 | 2 | 1 | 1 | 1 | QFN24、 QFN32、 QFP48 | ||
Happy Gecko
EFM32 Happy Gecko USB 対応 32 ビット・マイクロコントローラ
|
25 | 32、 64 | 4、 8 | 3 | 2 | 1 | 1 | QFN24、 QFN32、 QFP48 |